朝倉川流域の全域で行われる530活動で、1997年の設立当初から年1回の大会を継続的に行っています。
現在では、累計参加人数58,000人を超え、地域で多くの方々にも積極的に参加していただける「運動」へと繋がっています。初年度の大会におけるゴミの総重量は約50tであったのに対して、近年では1t付近にまで減少している状況です。河川と海洋との関係を考えても、近年の海洋中のマイクロプラスチックに対する課題解決の一つとして大きな意義のある活動となります。
1998年から5年にわたり愛知県の「水辺の緑の回廊」事業との協働で、朝倉川上流部、蝉川橋から寺門橋の間に44,000本の朝倉川流域で望ましいと考えられる河畔林を植樹しました。その後、社会環境と自然環境がうまく両立するような形を目指して、朝倉川を取り巻く人たちと理想の形を作っていく為に、河川管理者である行政、自治会、企業などで構成される「朝倉川植樹メンテナンス大会実行委員会」を中心に地域の自然環境、治水と生活とのバランスを考えながら植樹林のメンテナンス作業を実施しています。この植樹林の持つ力(街灯の遮断、防風、適度な日陰創出による水温上昇抑制)は、ゲンジボタルの増加スパイラルに大きく寄与しています。
1998年から豊橋市東部丘陵地帯の多米町滝ノ谷地区付近の国有林及び故加藤茂二氏より隣接地を無償で借り受け、ホタル再生のサンクチュアリとしてのビオトープづくりを開始しました。
ゲンジボタルはもとより、ヒメタイコウチなどの希少生物種の再生の場面だけではなく、「絶滅危惧種 川ガキ」の再生に向けて、子どもたちの「体験の場」として役割の変化を遂げつつあります。「多米の里山を楽しむ会」とも協力し、豊橋市内の小中学校との協働による継続的な体験学習に加え、2020年からは、コロナ禍ながら「とよはしプレーパーク」発足のサポートと協働活動を通じて、子どもたちのみならず、「親子での体験と感動」を通じて、「自由」を考え直し、人と人との繋がりにチカラを入れて活動の幅を広げています。
〒440‐8508 愛知県豊橋市石塚42-1豊橋商工会議所内
特定非営利活動法人朝倉川育水フォーラム
理事長 大谷 忠興
TEL:080-6923-5257
E-mail:hotaru@asakuragawa.net